2014年6月23日月曜日

美しさの基準

こんにちは。のま丼です。


突然ですが、これ何かわかりますか。


 1:(1+√5)/2


わかった方はなかなか良い雑学ライフを過ごされていますね。


「数学ネタかよ・・」と敬遠したあなた! ちょっと待ちなさいって!


知らないと人生損するかもよ。


これはですね、知ってる人は知っている「黄金比」というヤツです。


具体的には、1:1.618...という数値ですが、


これが「世界共通の美しさの基準」なんです。


この比率を知らずして美しさを語ることはできません。


何かを見て「キレイ」とか「美しい」と思ったら、基本的にこの比率で構成された要素が隠れています。


ミロのヴィーナスも

モナ・リザも

パルテノン神殿も

ピラミッドも

葛飾北斎の富嶽三十六景も

金閣寺も

名刺やカード類も

A4用紙も

アップル社のリンゴマークも

Twitterのデザインも

初音ミクも


全部黄金比を知っている人が狙って作ったから人気があるんです。


変人ガリレオ先生も言っていました。「僕は美人に興味がある・・」。


先生曰く、美人には基準があるから興味があるのだと。


確かに美人も同じです。


骨格や顔のパーツ・体形がこの比率に近ければ近いほど美人とされています。


では、なぜ人はこの黄金比率を「美しい」と感じるのか?


それはこの黄金比が自然界で最も調和のとれた形だからです。


よく例に取り上げられるのが、「オウム貝の螺旋構造」「ヒマワリの種の配列」「松ぼっくりのカサ」「竜巻の渦巻き」などですが、要は自然界ではこの比率で存在することが最も安定した状態であることを、すべての物体が無意識的にわかっているからです。


そもそも、生命の根源であるDNAの二重螺旋構造ですら黄金比で構成されていますので、遺伝子レベルでこの比率で存在することを選択しているのです。


そうなってしまうと、もはや意識の範疇ではありません。


人は無意識に黄金比に近いものを「美しい」や「調和がとれている」と感じてしまう訳です。


ということで、皆さんこの黄金比を是非日常生活の中で役立てて下さい。


1.618・・は1.5倍よりちょっと長いくらいです。


1つ基準を設定して1.5+αの長さのものを設置すればいいんです。
(イメージが湧かない人はネットで「黄金比」の画像を検索して下さい。)


デザインはもちろん、漢字やアルファベットの文字を書く時、パワポで提案資料を作成する時、部屋のインテリアの配置、服の丈やベルトの位置など、わりと何でも使えますよ。


最後に、実は黄金比には劣るものの、黄金比に次いで美しい基準とされる「白銀比」というものもあります。これは日本独自の比率とも言われていますが、次回はこの「白銀比」を題材に日本人の感性を考えてみたいと思います。