「沈黙は金」ということわざがあります。
もともとはイギリス人評論家(カーライル)の言葉で、正しくは「雄弁は銀、沈黙は金」です。
日本には言葉にしなくても伝わることを美徳とする文化があり、表情や空気感から相手の気持ちを察する技術が重要視されますので、このような言葉が受け入れられやすいと考えられます。
「以心伝心」や「ツー・カー」などの言葉も、この文化を表わす例です。
しかし、「言わなくても通じる」のは日本だけです。
海外では「積極的に話をすることこそがその人の能力である」とも考えられているため、沈黙は全く受け入れられないので注意してください。
フランス人は自分の話題に沈黙されると「同意した」と見なしますので、ビジネスでは非常に危険です。
アメリカ人は「沈黙は無能」と考えるため、コニュニケーションすらとることができません。