2014年1月12日日曜日

「やりがい」とは何か?

皆さん、明けましておめでとうございます


年末年始はブログの更新をサボってまして申し訳ございませんでした。


今日は新年の一回目なので、皆さんに是非知ってほしい雑学をご紹介します。



【やりがいの雑学】

皆さんは「やりがい」って何だと思います?


「この仕事はやりがいがある」とか主に仕事に関して使う言葉ですよね。


何となく使っている言葉ですが、明確なイメージが湧かないのでは・・


一般的には、仕事のモチベーションを上げる要因の一つが「やりがい」といったところでしょうか?



では、この「やりがい」の実態を明かしていきたいと思います。



以下は、アメリカで行われたとある実験を分かり易く要約したものです。



【実験】
・被験者は大学生。

・被験者はA組B組の二組に分かれて工場で働きます。

・仕事はベルトコンベアーで流れてくる商品にちょこっと手を加える単純作業です。
 (ショートケーキに苺を乗せるくらいの作業だと思って下さい)

・仕事は1日8時間、一週間続けます。

・一週間経過後、二組に感想を聞きます。

・どちらの組も時給800円です。
 ただし、A組には時給が800円であることを伝えていますが、B組には500円と伝えています。 B組には感想を聞いた後に時給が800円であったことを公開し、正規の給料を支払います。



【実験結果】
・この実験後、被験者に対して「この仕事にやりがいを感じましたか?」と、質問しました。

・質問の結果、「YES」と答えた人数はB組が圧倒的に多いことがわかりました。




つまり、仕事量に対して対価の少ない方が「やりがい」を感じたということです。


では、B組の人達が感じた「やりがい」とは何だったのでしょうか?


B組の人達は自分の行った仕事量に対して対価が少なかったため、このままではモチベーションを維持できなかった。ここで、モチベーションを維持するために足りない分(時給+300円)を自然に「やりがい」という感覚で補っていたのです。



この実験から言えることは、『「やりがい」とは少ない給料に自分自身が納得するための「自己満足」だった』ということです。




これが「やりがい」という感覚の実態です。
決して喜ぶべき感覚ではありません。



今の仕事にやりがいを感じている方は要注意。

改めて仕事量と給料を見直してみる必要がありますよ。