2014年8月27日水曜日

論理の展開

こんにちは。のま丼です。


今日は「論理の展開」についての簡単なお話です。


中学年生レベルの数学を使って説明します。


論理の展開を誤ると大変な結論になってしまうという、有名(?)な問題です。


それでは、参ります。




【問】
論理展開の間違っている部分を指摘してください。


a=b=1とします。

この条件より

a=b

両辺にaを掛けます。

a²=ab

両辺からb²を引きます。

a²-b²=ab-b²

この式をちょっといじります。

(a+b)(a-b)=b(a-b)

両辺を(a-b)で割ります。

a+b=b

つまり

1+1=1 ・・・???





なぜ、こんな結論になるかわかりましたか?



答えは一番下に書いていますが、まずは自分でよーく考えてみてください。



簡単な間違いですが、意外と学校の先生でもすぐにはわからないかも・・































【答え】
(a-b)で割ったところ。


【解説】
イコールの右と左を同じ数で割るのは問題ありません。

ですが、0で割ってはいけません。

a-bは1-1なので0です。

数字を0で割ると・・

1/0=∞
100/0=∞
∞/0=∞

こんな風にすべての答えが無限大になります。

ここで論理が破綻しています。

このように論理が破綻すると、1+1=1という訳のわからない結論が導かれてしまいます。





勉強になりましたか?